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  • 2011.09.26 Monday
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第2期RMUオープンリーグ 第1節自戦記(前半)

こんにちは、はじめまして。
RMUライトコース所属の、蛭田数弥と申します。
つたない文章ですが、最後までお付き合い頂けたら幸いです。

先日、第2期RMUオープンリーグが開幕しました。
昨年Aルールで行われた第1期では、スコアはギリギリプラスだったのですが、会心の半荘もあれば悔いの残る半荘もあるといった感じでした。
今期はBルール(一発裏無し)採用ということで、より技術介入度が上がると思われます。
勝ち上がりに向けて頑張るのは当然ですが、自身の麻雀を見つめなおし、勉強させてもらうにはもってこいの場に思えるので、その意味でもしっかりと打っていきたいところです。

なんと言ってもこの大会の魅力は、組み合わせをその日の抽選で決めるため、
その時になってみないと誰と当たるか分からないところ。
普段なかなか打つ事のできないライセンス者と真剣勝負の場で打つことも十分ありえるのはもちろんのこと、場合によってはライセンス者同士が同卓することもあり、
『自分が対局じゃなかったら、間で観戦したいのにな〜』
なんてことも。
もっとも私、第1期では、その引きの良さ?で、土田、古久根、阿部、多井、藤中、室生(敬称略、以下同じ)の出場ライセンス者全員とまんべんなく対戦しているのですが(笑)。

さて、今日の参加者は、黒子役の阿部(第1期覇者)を入れて24人。
出場ライセンス者は、多井、藤中の2人。
抽選の結果、今日の私の番号は5番に決定。
対戦表を見て5卓に行くと、アスリートの方が先に1人いたので、会釈をして、奥に座る。
ところが、しばらくして他の5つの卓が場決めをしている中、5卓にはその2人だけ。
胸騒ぎが確信に変わる中、開始の準備をしていた多井、藤中の両ライセンス者が卓に。
(はは、いきなり2人とですか)

●1回戦
対面に座った多井であるが、開会時の代表挨拶で
『前期が不本意だったので、今期にかけています。
皆さん、対戦した時は気を付けてください(笑)』
と宣言したとおり、開局早々畳み掛けてきて、東2の親でいきなり4万点を超える。
その親がようやく流れ、東4の親。5巡目に

一萬二萬三萬四筒四筒六筒六筒七筒北北中中中 ドラ無し

のイーシャンテン。
ところがその直後、下家(藤中)に北、対面の多井に四筒を続けて切られる。
次巡、藤中に北を並べ切られたところで、門前だと良くても聴牌までという気がしたので、ポンして六筒切り。
他3人の表情が一瞬変わるように見えた中、次巡八筒を引いて『700オール』 。
これが今期の初アガり。

1本場は、上家からメンタンピンの6100を出アガり、2本場も安手ながら二萬五萬待ちの先制リーチ。
ところがこれは押し返され、両脇はそのうち降りだしたが、流局寸前にチーを入れた多井が海底で
「ツモ、1000-2000は1200-2200」
その手を見ると、二萬が暗刻で四筒単騎待ちのタンヤオ海底ドラ1の手。
(これで振り出しに戻る…か。)

その後も多井のリーチ攻勢は続くが、こっちも1人聴牌などで必死に食い下がり、
多井−私−藤中−上家の並びのまま、ラス前。
多井とは8200点の差。
配牌は、ドラの六筒待ちのカンチャン塔子、三元牌が各1枚ずつに、塔子が1つ、2つ。
正直あまりいい配牌とは思えず、(まあ、三元牌をどれか重ねて、鳴いて2000点でもアガってオーラスを迎えられたらいいな)くらいの気持ちで三元牌を全部抱えつつ進めていくと、意外に伸びて中盤、

二萬三萬五筒六筒七筒三索四索五索白白發中中 ツモ中 ドラ六筒

の聴牌。
發こそ全部切られたものの、ポンテンに取れる白中が1枚も出なかったことで、逆にメンゼンでテンパイが入るという幸運。
『リーチ』…四萬を掘り当てるまで、そんなに時間はかからなかった。
『ツモ、2000-4000』

これで望外の逆転をして、1800点リードしてのオーラスの親番。
9巡目くらいに

七萬九萬九萬六筒八筒三索四索五索六索七索八索南南 ツモ八萬 ドラ三萬

でテンパイ。
だが、多井との点差を考慮に入れると、さすがにこれではリーチにいけない。
テンパイ直後、多井に当たれない七筒を切られた直後に六萬を引いて役アリになり、ダマ続行。
途中、シャボに受けかえられる八筒や、ドラを持ってきたりするも、全てツモ切り。
かといって、七筒は出てこない。
終盤に入り、必死に多井の様子をうかがう(多井がノーテンなら流局でトップ)。
だが所詮私レベルでは、ノータイムでツモ切っているようにしか見えない。
そして、流局。
(なんか、あれだと逆にノーテンな気もするなぁ)
と思いつつも、そこまで自信のない私は、『テンパイ』と倒す。
結果、1人テンパイで流局続行。
(やっぱりノーテンだったか…でもなぁ)

そんな1本場。
今度は、アガれそうにないなら大人しくノーテンでいい状況なのだが、とりあえず普通に手を進め、イーシャンテンになったところで南を離すと、藤中が「ポン」 。
(まあ、そこに鳴かれるぶんにはいいかな、5200さえ振り込まなければ)
と思っていると、上家がリーチ。
ツモられるのは構わない私はベタオリ。
藤中の九を多井がチーすると、多井が対子で持っていた二が上家に流れて、
「ツモ。3000-6000は3100-6100」(メンピンツモ一通ドラ)
で、ラスが入れ替わる。
確かにトップはトップなのだが、もっといい終わり方はなかったのかな、と思う。

(+28.2)←順位点含む、以下同じ

●2回戦
東1 南家スタート

一萬一萬五萬一筒一筒五筒六筒九筒七索九索九索南中 ドラ無し

の配牌から、西家第1打九索をいきなり仕掛ける。
その後、途中で一索が3枚切られたところで西家がション牌の九萬を切ってリーチ、その頃私は

一筒一筒一筒九筒九筒南白 一萬一萬一萬横 九索九索九索横

のイーシャンテン。
ただ、その九萬に合わせ打ちされなかったのを見て、(まだ可能性はあるな)と思う。
六索を引いてとりあえず1枚切れの南と入れ替えたところで、西家が九筒をツモ切り。
『ポン』
六索を叩き切って、一応満貫テンパイ。
もちろん、九萬を引いてきたらション牌とはいえ白を切るのだが、その前に白をツモ。『2000-4000』

その後、親で連荘するのだが、3本場にミス。
下家の筒子染め(白暗カン、四筒ポン、九筒ポン)にション牌の發を引いてまわす。
その後三筒を持ってきてやめたつもりだったが、萬子のターツを払ったところで、雀頭の二萬が切られる。
ポンしてどちらかを切れば形テンが取れる形。
三筒四筒五筒全て3枚見えで三筒を切ったら、

四筒五筒六筒六筒 白裏裏白 四筒四筒横四筒 九筒九筒九筒横

の形に刺さり、満貫。

これで逆転され、そのまま南入。
そして、上家が三筒切りで親リー。 同巡、

四萬五萬一筒一筒二筒三筒四筒五筒八筒八筒八筒七索七索 ツモ六萬 ドラ無し

で役無し1300テンパイの入る形。
現物は宣言牌の三筒くらいしかない。
『リーチ』 打一筒
この半荘、ここまでアガりは親と私だけ。
ここで行かないと駄目な気がして、勝負に行った。
(親の現物で打ってくれ)
と念じてはみたが、そう都合よくは行かない。
リーチ後の河がお互い弱く、リーチ後の現物だけできっちりオリられ、完全に2人の勝負。
そんな中、
『ツモ、500-1000』
手元に引き寄せた牌は、数局前に満貫を放銃した三筒だった。

上家と自分のトップ争いかと思っていたラス前、対面(3着目)が下家の親(ラス目)とのリーチ合戦を制しての満貫ツモで割って入る。
これで親:38200、上家:38300、私:32100の並びでオーラスとなる。
その6巡目、親がリーチ。
戦えそうにない私はベタオリなのだが、上家が前に出ていたので、2人の争いを見守る形に。
「ロン、3900」上家が親に放銃し、1本場。
10巡目に

三萬三萬三萬五索六索西西北北中 南横南南 ツモ西 ドラ無し

のテンパイ。
残りツモ2回のところで四索を引きアガり、『ツモ、700-1300は800-1400』で2着浮上。

(+10.1/+38.3)


後半に続く。


文責・蛭田 数弥




RMUスプリントファイナル 予告編

スプリントファイナル進出者
みなさん、こんばんは。
RMUスプリントファイナル観戦記担当のさくらいりょーすけです。

いよいよ今週末、記念すべき第1回目の「RMUスプリントファイナル」が開催されます。
熱い戦いが期待されます。
皆様、ぜひぜひ観戦に御越しくださいませませ。


日時:3月2日(日)13:00開始
会場:銀座「ヤナギカルチャースクール」
住所:中央区銀座3-5-6井上商会ビル6F
お問い合せ先:03-3564-2633


そんなわけで本日のブログでは観戦ガイドといたしまして
タイトルを争う4名の選手を紹介してみようと思います。

ただこの記事はあくまでも予備知識です。
各々が「どんな選手か」は3月2日に彼らの麻雀が語ってくれると思います。
それよりも皆様には選手たちが「どんなキャラクターか」を知ってもらい
興味のある選手や応援したい選手を決めてもらえたらなぁ、と思います
(質問も麻雀と関係のないテーマがほとんどです)。

では順番に。

-----
まず1人目はアンドロメダカップ覇者、伊東直毅。
26歳で麻雀歴は8年。鹿児島県奄美大島出身のアスリート選手です。

質問1 : 自身の麻雀は何型ですか?
→バランス重視型

質問2 : 自分を動物に例えると?
→もぐら

質問3 : 自分のイメージカラーは?
→青

質問4 : 尊敬する人は?
→手塚治虫

質問5 : 好きな食べ物は?
→カレーライス

質問6 : 子供のときの将来の夢は?
→ゲームクリエーター

質問7 : ドラえ●んの道具で何かひとつもらえるなら?
→ソノウソホント
(※さくらい注) これを口につけてついたウソは全てホントになるって道具です

さすがです。めっちゃマニアックな道具を挙げるあたり
タダモノではない雰囲気が漂ってます。
さてはドラマニアか?今度、ファミレスとかでじっくり語り合おうぜ。

-----
続いてペルセウスカップ覇者、多井隆晴。
35歳で麻雀歴20年。東京都出身のS級ライセンス選手です。

質問1 : 自身の麻雀は何型ですか?
→何でもオッケー型

質問2 : 自分を動物に例えると?
→自分ではイルカと思っているけど他人にはオオカミ呼ばわりされる(涙)

質問3 : 自分のイメージカラーは?
→茶色

質問4 : 尊敬する人は?
→趙雲子竜
(※さくらい注) 三国志に登場する豪傑で劉備や諸葛孔明を支えた名脇役です
趙雲はマジかっこいい!

質問5 : 好きな食べ物は?
→カレーライスと甘いお菓子

質問6 : 子供のときの将来の夢は?
→ここだけの話だけどケーキ屋

質問7 : ドラえ●んの道具で何かひとつもらえるなら?
→もしもボックス

最近は諸大会で結果出してますね。やはり優勝候補の筆頭でしょうか。
祝勝会はもしやコージーコーナーでは…?

-----
続いてカシオペアカップ覇者、吉田信之。
38歳で麻雀歴25年。東京都出身のライト選手です。

質問1 : 自身の麻雀は何型ですか?
→基本重視な攻撃型

質問2 : 自分を動物に例えると?
→自由気ままに生きるネコ

質問3 : 自分のイメージカラーは?
→黒

質問4 : 尊敬する人は?
→両親

質問5 : 好きな食べ物は?
→肉料理とスナック菓子とかチョコレート菓子。

質問6 : 子供のときの将来の夢は?
→野球やってなかったけどプロ野球選手

質問7 : ドラえ●んの道具で何かひとつもらえるなら?
→どこでもドア。遅刻とか道に迷ったりすることが多いんで…

唯一のライト会員です。38歳には見えなかった、33〜34かと。
この対局のダークホースになるとしたらこの人でしょう。

-----
最後にケフェウスカップ覇者、谷井茂文。
29歳で麻雀歴19年。北海道札幌市出身のアスリート選手です。

質問1 : 自身の麻雀は何型ですか?
→メンゼンLOVE型

質問2 : 自分を動物に例えると?
→ゴリラ

質問3 : 自分のイメージカラーは?
→ブルー

質問4 : 尊敬する人は?
→マイケルジョーダン(元NBA選手)

質問5 : 好きな食べ物は?
→麺類

質問6 : 子供のときの将来の夢は?
→スポーツ選手

質問7 : ドラえ●んの道具で何かひとつもらえるなら?
→タケコプター

ゴリラ?イメージと結びつかないなぁ…。
力強いキャラでいこうとしてるんでしょうか。
最近ジョギングや草バスケで身体絞っているみたいなんで
初タイトルに向けて体調は万全なはず。
-----

コメント欄には皆様からの応援メッセージや予想などお待ちしています。
記念すべき第1回目のスプリントファイナルを盛り上げていきましょう。

さくらいは観戦記者としての立場上、特定選手を応援したり予想したりするのは自重します。


ただ一言だけ…。
「4人の中で優勝したときに『賞金で俺に焼き肉おごれ』、
と一番言いやすいのはイトーちゃん」です。

ではまた。



文責・さくらい りょーすけ



エヌスク連載コラム紹介 麻雀名局アーカイブス(阿部孝則編)−室生述成

皆さんこんばんは。RMU事務局です。

RMUは日刊スポーツ新聞社と提携し、
スポーツとエンターテインメント情報に特化したSNS「エヌスク」に
有料コミュニティ「RMU」を展開しています。

本ブログでは「エヌスク」の紹介を兼ねて、
連載中の記事の一部を定期的に掲載していく予定です。

今回は室生述成の「麻雀名局アーカイブス(阿部孝則編)」第1回をお送りいたします。



こんにちは!RMUの室生です。

新企画の本トピックは、過去の公式戦から「こりゃすごい!」という名局をピックアップし、本人のコメントも交えて紹介していきます。
なお更新は不定期です。

阿部孝則−第15期マスターズ 5回戦南4局2本場

30代でもっともタイトル獲得数が多い阿部(現在は40歳)は、RMUのS級ライセンスプロである。
本コミュニティでも『凡人の凡人による凡人のための麻雀』を執筆中であり、
本人も常に「自分は凡才。麻雀に特殊能力は無用」と公言しているが、
果たしてその麻雀は決して凡庸とは言えないと、私は思っている。

下は、昨年行われたタイトル戦「麻雀マスターズ」決勝の阿部の手牌である。

四萬五萬六萬七萬八萬四筒四筒六筒七筒八筒三索五索七索 ツモ三筒 ドラ三索カンドラ三筒

状況は5回戦オーラス。全6回戦のうち4回戦を終え接戦だ。
この5回戦は37,800持ちのトップ目でオーラスを迎えた西家阿部。
9巡目に3着目の南家(24,500持ち)からリーチを受けた同巡の手牌である。
なお、一発裏ドラ有りのルールだ。

南家リーチの捨て牌(すべて手出し)
西一筒東二萬八索六索
九萬九筒横

さらに南家は5巡目に一萬をアンカンしている。
カン裏も有りのこのルール下、一発で打てば満貫の3着降着の確立は8割を越える。
つまり阿部、放銃は許されない。

すでに二筒を離している阿部にとって、ドラとはいえ三筒は不要牌。

安全牌が1牌もないのなら、真っ直ぐ三筒を打つ。これがマジョリティであろうか。
次いで候補にあがるのは、筋のドラ三索、もしくは八索六索をターツ選択と読んでの七索か。

彼の後方で観戦していた私は思った。
「阿部さんのことだから三筒だけは打たないだろうな。
となると三索くらいか…。ってか早く切れ!」
大長考の阿部。
この一打がこの半荘を、そしてタイトルの行方を左右すると、彼は感じていたのだろう。

40秒ほど経ったであろうか。
阿部が打ち出したのは六筒

「ん?なんじゃー!?」
驚愕したのは私だけではない。
決して物音一つさせてはならないはずのギャラリーが
「フーム…」と言葉にならない声をあげている。

九筒が宣言牌のリーチに対し、六筒は関連牌である。
五筒七筒九筒、あるいは四筒五筒五筒六筒七筒九筒という構えが想定されるためだ。
そんなことは百も承知の阿部が、なぜあえて手牌を崩してまで六筒を打ったのか?

「まずドラの三筒三索は除外した。
これで打ったら決勝自体が終わっちゃうと思ったからね。
七索八萬も候補に入ってたけど、読めば読むほど危険筋なんだよね。
そこで発想を転換して、単純に枚数を追うことにしたんだ。
北家が五筒を1枚捨てていて、自分の手牌には四筒が2枚。
あんまり大した材料にならないのはわかるけど、これで三筒六筒に放銃したなら諦めるよ」

こうして流局となり、開かれた南家の待ちは二筒五筒
阿部は何を切っても関係なかったわけだが、改めて阿部の読み筋を検証してみると、
なかなか実践的なようである。

五筒七筒九筒ならば五筒を宣言牌にする方が多数派であろうし、
四筒五筒五筒六筒七筒九筒ならば四筒が1牌と五筒が2牌必要となり、
それぞれが残り1牌となるため確率的に相当低い
四筒五筒八筒八筒九筒等の想定はすべてに言えることなので読み筋からはずす)。

そして「これで打ったら諦める」と言う発言が興味深い。
いかに納得できる打牌をするか。
勝つとか負けるとかいう結果より、そこにいたる過程こそが
阿部というプレイヤーの最重要課題であり、価値なのであろう。

かくして、その後も安定した打ち回しで栄冠を得た阿部。
六筒ってそんなに変だった?
そっか、俺あんまり手牌読みに自信ないからなぁ(笑)」
と戦後語ったが、読みよりはるかに大切なものを持っているからこそ、
阿部は今でも勝ち続けているのであろう。


いかがでしたか?エヌスクでは他にも

「現代麻雀を語る−多井隆晴」
「凡人の凡人による凡人のための麻雀−阿部孝則」
「凡人的東風講座−阿部孝則」
「即席チートイツ克服法−土田浩翔」
「即席不ヅキ脱出法−土田浩翔 」
「第1打論−土田浩翔」

などなど、ライセンスプロの麻雀戦術とコラムを連載しております。

もちろん、スポーツ新聞業界トップの日刊スポーツならではの、
特色あるコミュニティが他にも多数あります!
日刊スポーツの11人の記者による取材日記や裏話をはじめ、音楽、お笑いなど、とっておきのエンターテインメント情報、ファイナンシャルプランナーによるマネー講座といった生活情報、ギャンブル好きにはたまらない競馬情報など、35もの専門家コミュニティに、月額315円ですべて参加可能です。

「エヌスク」には無料ゾーンもあり、RMUでも日記を更新しています。
是非ご登録ください。
http://sns.nikkansports.com/



アンドロメダカップ 自戦記

皆様、はじめまして。RMUアスリートコースの長谷川玄です。
少し前の話になりますが、2月3日に行われたスプリントカップの最終戦となるアンドロメダカップに出場してきました。
今回はその自戦記をお送りします。


前の晩から雪が降り始め、朝起きるとあたりは一面銀世界。
電車が止まっていないかどうか、窓を開けて確かめる。
「よし、大丈夫。動いている」
ほっと胸をなで下ろし、自宅を後にした。

以前のケフェウスカップで2ポイントを獲得しているので、今回優勝すればスプリントファイナルへ進出できるかもしれない。
気合いを入れて出陣…
したのはいいものの、雪で電車が遅れていたため、
会場に到着したのは、開始予定時刻から3分を過ぎた所だった。
普段なら開始まで顔見知りに挨拶をする所だが、この時間ではそういうわけにもいかない。
※当日は雪の影響で、試合は15分ほど遅れて始まった
それに、今日は今までとは少し会場の空気が違うように感じた。
ラストトライアルである今日、優勝すればファイナルへ進める可能性が誰にでもある。
皆気合いが入るのも当然であろう。

今回のシステムは、A、B、C、3つのブロックに分かれ、
上位5名プラス1名が点数を持ち越しで準決勝へ進めるという、少し変則的なもの。
この時から、すでに戦いは始まっているといっても過言では無い。
A、B、Cの3ブロックに分けるための抽選が行われるからだ。

まずは、5人のライセンス者がクジを引くのを、全員固唾を飲んで見守る。
すると、AブロックにラインセンスAが2人、BブロックにライセンスSが3人という結果に。
そして自分はというと…死のBブロック…。
だが、ここを通過できればきっと弾みになるはずだ!
とポジティブに考えることに。

そして最初の卓に着くと、そこにやってきたのは多井隆晴プロと河野高志プロ。
思わず苦笑してしまう。
かくして、戦いの火蓋は切って落とされた。


1回戦、今年絶好調の多井プロが最初からあがり続ける。
自分もなんとか食らいついていくものの、流れに乗った多井プロを止めることはできず2着が精一杯。
だがこのメンツ相手に浮きの2着、状態は悪くないはずだ。

すると2回戦、予想通りというか、親で連荘を重ね、57,800点の大トップ。

続く3回戦、展開に恵まれているとは決して言えなかったが、気持ちの余裕からか焦ることなく打つことができ、浮きの2着で終える。

ここまでは、まずまずだ。
大きくマイナスを引かなければ確実に残ることができる。
そうして迎えた4回戦。メンツは、3人ともRMUのアスリートコース所属選手。
ここが正念場である。

開局から好手が入るが、他家とバッティングして振り込んでしまう。
次局、再びチャンス手が入る。8巡目でこの手牌。

一索二索三索四索五索七索八索九索東東東白白 ドラ八索

高め六索ツモなら倍満のテンパイ。もちろんダマテンに構える。
しかしこれがなかなかアガれず、数巡後、対面からリーチが入ってしまう。
嫌な予感がしつつも一発で掴んだ六萬を置くと、やはりというか、その六萬に「ロン」の声。
裏ドラ2枚乗って満貫の放銃となる。
仕方の無い振り込み、とは思いつつもこの放銃でかなり参ってしまった。
今までとは明らかに状態が違う。

しかし振り込んだ後、一人の強者の言葉を思い出す。
寡黙な王者、阿部孝則の言葉である。
「1回の放銃は仕方ない。しかし、2回連続の放銃はプロならやってはいけない事だ。
1回目の放銃で気を引き締めてなければならないし、他家にも迷惑だ」
…と飲みの席で話していたのをふと思い出し、崩れそうになる気持ちを奮い立たせる。

そんな時、トイツ手が入った。
また一人の強者の言葉が頭をよぎる。トイツ王子の異名を持つ、土田浩翔の言葉だ。
「不調を脱するチートイツ。不調時は3、5、7で待て」
土田システムである。
五筒待ちでリーチを掛けると、数巡後見事に五筒をツモあがる。
この時、他家の視線を熱く感じた。
「何だその待ち!?やけになっているのでは?」と思われたかもしれない(笑)。
しかし、自分の状態を把握しているからこそ生まれた、会心のアガりとなった。

だがこの後、ラス前のリーチ合戦に敗れて満貫を振り込み、この4回戦で大きく沈み、ここで敗退となる。
当然のことながら、まだまだ未熟な部分が多いのであろう。
残念ではあったが、この日は2人の強者の言葉を強く胸に刻む事ができたし、
この敗北がまた自分を強くすると思う。

いつか自分も強者のうちの一人になりたい。
そう思い、今日もまた牌を握る。


長谷川 玄
文責・長谷川 玄


タレントゲストのお知らせ

こんばんは。RMU事務局です。
RMUタレントのゲスト情報です。

まりぞぅこと水咲まりが八王子「ZOO」に登場します。
まりぞぅに会おう!
ということで、応援のほどお願いします。


日時:2月24日(日)12:00〜18:00
会場:麻雀ZOO八王子店
住所:東京都八王子市東京都八王子市東町12−8 長澤ビル5階
お問い合せ先:042-642-8998

水咲 まり

水咲まりのブログはこちら
http://mizusakimari.14.dtiblog.com/




第2期RMUオープンリーグ 第3節終了時結果

こんばんは!RMU事務局です。
2月17日、第2期RMUオープンリーグ第3節が行われました。
終了時の結果をお伝えいたします。

1位  多井 隆晴  +151.5
2位  江澤 陽一  +128.0
3位  福田 英一  +119.9
4位  伊東 直毅  +92.5
5位  鈴木 智憲  +86.5
6位  室生 述成  +69.9
7位  平山 友厚  +60.3
8位  佐藤 裕也  +56.6
9位  寺岡 伸治  +45.4
10位 壽乃田 源人 +40.6
11位 小嶋 一樹  +38.8
12位 渡辺 卓也  +38.4
13位 合田 雄亮  +37.5
14位 さくらい りょーすけ  +29.1
15位 土屋 大輝  +28.7

16位 蛭田 数弥  +27.2
17位 鈴木 大成  +23.4
18位 山本 悠哉  +20.9
19位 宮本 卓   +20.1
20位 仲大底 充  +20.0
21位 老田 浩之  +18.6
22位 土田 浩翔  +14.1
23位 横井 里美  +11.5
24位 渋谷 渚   +9.8
25位 石田 めぐみ +7.9
26位 袴田 一郎  △5.7
27位 斎藤 英一郎 △12.0
28位 吉田 信之  △12.2
29位 小杉 正博  △13.3
30位 小山 理則  △13.8
31位 藤中 慎一郎 △15.4
32位 堀江 貴太  △18.7
33位 高橋 宏典  △25.6
34位 永元 貴嘉  △29.7
35位 山田 田   △30.2
36位 仁賀 泰蔵  △30.3
37位 所 貴志   △30.8
38位 江原 翔   △37.1
39位 飯野 正治  △46.3
40位 谷井 茂文  △47.7
41位 河野 高志  △70.8
42位 石川 恭輔  △78.7
43位 石川 泰之  △79.7
44位 深谷 祐二  △99.4
45位 坂巻 稔永  △130.7
46位 山下 健治  △149.4
47位 伊藤 太   △193.9

(全48名参加予定)



ファクトリー日記 その5

皆さん、こんにちは!
RMUアスリート、仲大底 充(なかおおそこ みつる)です。
今回は私がファクトリーの模様をレポートします。

過去4回のファクトリー日記でも記されているように、「ファクトリー」とは将棋界で言えば奨励会。
RMUの設立趣意である“真のプロ競技者を創出する”目的に沿って各自が技術を研磨するための「工場」のようなものです。

先日1月19日に、2008年最初のファクトリーが行われました。
朝11時に集まったのはアスリート、ライト、タレントの各コースから計14名の参加者と阿部、多井、古久根、藤中の講師陣4名。

今までの開催では、最初に各参加者が複数の卓に分かれ2〜3半荘を打ち、その後で講師を交え研究対局を行っていました。
しかし今回は最初にひとつの卓だけを使用して参加者が順に研究対局を打つ事となりました。
したがって講師陣の目が隅々まで行き届きます。
参加者はいつも以上にビシビシと厳しく、されど的確で暖かい指導を受けることができました。
※今回はRMU公式Bルール(一発、裏ドラ、カンドラ、赤牌無し)で行われました


各自が課題を持って臨む研究対局。
ここで重要なのは「その牌を切る(切った)理由が明確であること、
そしてその打牌に対する説明が論理的で他者を納得させられること」です。
全ての打牌でそれを心がける。口で言うほど簡単に実践できるものではありません。
日々の精進が肝心です。

今回の研究対局で私が学んだ大切なポイントは2つありました。
私の失着もあり少々気恥ずかしいのですが以下に記させていただきます。


point1 : 「リーチすることの意味」

南場で私が南家のときです。
私は13巡目にドラ3枚持ちで南白のシャボ(白1枚切れ)のリーチをかけました。

このリーチ、かけた瞬間に「しまった!」と後悔しました。
点棒状況や河の状況が問題なのではなく、

1.巡目が遅い、したがってツモる回数が少ない
2.手役がありダマでも打点がある、したがってリーチする意味があまり無い
3.私は南家、したがって私のリーチにダブ南は警戒されてしまう
4.手が整ってない人が私の現物を切ってオリる、そうすると他家にそこを狙われてしまう

…というようにマイナス面ばかり。
一発と裏ドラがないのでリーチしても打点は対して変わらないのに…。
結局、この局は上記4のケースに終わりました。

この局を含め、複数の局でリーチの有無について議論がなされました。
一般にリーチをかける時は理由があり、それは例えば次のような場合だと考えられます。

・点棒状況的にリーチをかける理由がある(オーラスで逆転するなど)
・捨牌を見て他家が使いづらそう(ヤマに残っていそう)な待ちだから
・待ちが良い形(3メンチャンなどの多面待ち)だから
・ルールによって(一発、裏ドラが有るから)

このどれかを満たせばリーチをかけたくなるのですが、講師の古久根さんや多井さんからは「リーチをかけた時の和了り難さ」についてお話を頂きました。

「リーチをかければ当然ダマよりも警戒されるので、ロン和了りしにくくなるためツモしか期待できない。
確実に和了りたいのであればリーチは控えるべきだ。」

やっぱり自分達より何倍も大舞台を経験してきた人が、数々の実体験から得た言葉は重かったです。
とても勉強になりました。


point2 : 「深く考えた打牌」

今回一番、議論が沸騰したのが、以下の「三筒五筒の切り順」でした。
多井さんがおっしゃったことを簡単にまとめると、基本的な考えとしては

手出しで五筒三筒の順番で切られる → 六筒九筒待ちの可能性が高い
手出しで三筒五筒の順番で切られる → 六筒九筒待ちの可能性は低い(0ではない)

とのこと。
「どっちから切っても一緒じゃないのか?と思うかも知れないが、そうではない。
三筒五筒七筒八筒と持っていた場合、五筒が先で次に三筒を切るということは七筒八筒が面子候補として存在する可能性が高いのである。
逆に三筒が先で次に五筒を切る場合は、九筒六筒)が先に入って六筒九筒)を待っていたが他が面子候補となったと考えられる」
ということでした。

100%そうだとは限らないのですが、捨牌という与えられた情報を基に推理していくことで相手の手を読み、
そして無駄にビビッて自分の手を壊さずに攻めていくことが出来るのだと感じました。

ただ麻雀を打つだけではなく、あるひとつのテーマ(打牌、捨牌、点棒状況etc)についてみんなで深くまで考えることができる。
これがファクトリーの最高の持ち味です。
すべての意見を漠然と盲信するのではなく、自分の中でどのように消化するかが大事なんです。


最後は講師であるライセンス者4名による模範対局。
各者一進一退の攻防の結果、阿部さんがトップを取りました。
観戦していて感じたのは、「リーチは多用せず着実に和了る」ことを実践しているということでした。
Bルールということもあるのでしょうが、常に細心の注意を払い和了りを目指しているその姿に、ただただ感心するばかりでした。


今回のファクトリーですが、自分の中では「リーチ」が重要なポイントとなりました。
これまで「親だから」とか「ドラ持っているから」などと根拠の無い理由で無為にリーチをかけることが多かったのですが、
講師陣の経験から得た言葉を聞いて目が覚めました。
教えて頂いた内容を頭の中に置き、場の状況を正確に把握することでリーチの判断をつかむことが出来ると考えているので、
これからも常に心がけていこうと思います。

ライセンス選手の皆さんから「頑張っている教え子」ではなく「ライバル」として認められるように日々精進していくので、
これからも宜しくお願い致します。


仲大底 充
文責・仲大底 充




第2期RMUオープンリーグ 第1節結果

こんばんは!RMU事務局です。
2月11日、第2期RMUオープンリーグ第1節が行われました。
その結果をお伝えいたします。

1位  鈴木 智憲  +80.1
2位  多井 隆晴  +67.5
3位  佐藤 裕也  +56.6
4位  渡辺 卓也  +51.1
5位  小嶋 一樹  +38.8
6位  合田 雄亮  +37.7
7位  横井 里美  +37.0
8位  山田 田   +27.9
9位  壽乃田 源人 +25.5
10位 宮本 卓   +20.1
11位 蛭田 数弥  +16.7
12位 飯野 正治  +11.9
13位 仲大底 充  +0.6
14位 吉田 信之  △2.7
15位 鈴木 大成  △9.1

16位 老田 浩之  △21.8
17位 小杉 正博  △22.2
18位 石川 恭輔  △27.8
19位 伊藤 太   △39.7
20位 谷井 茂文  △47.7
21位 藤中 慎一郎 △66.5
22位 山下 健治  △92.6
23位 坂巻 稔永  △130.7

(全48名参加予定)



プレイヤーの横顔  第7回 室生 述成

どうもこんにちは。RMUの壽乃田源人(すのだげんと)です。
今回ご紹介するプレイヤーはA級ライセンス「過激な僧兵」こと室生述成(むろうじゅっせい)選手です。


室生さんと知り合ったのは今から5年ぐらい前ですかね。
それ以前から本業がお坊さんであることは周囲に聞いていたので、
「お坊さんなのに麻雀プロ?破戒僧だなぁ」
なんて思っておりました。

しかし、実際お会いしてみると非常に紳士的でちょっとビックリ。
新人で右も左もわからない私に、麻雀のアドバイスや観戦記の書き方など親切に教えてくださいました(今さらですが理論派の観戦記者として定評があります)。

また、ただ親切なだけではなく仏に仕える身ゆえか元々の性格なのかはわかりませんが、知り合って5年間、室生さんが怒ったところを見たことがありません。

例えば飲み会の席にて。
「述成はいいよなあ。たまにゴニョゴニョお経読んでれば生きていけるわけでしょ」

また、ある大会で早々と敗退した室生さんに対し。
「あれ?室生、今日何しに来たの?」
などの多井さんの激しい口撃にも(ちなみに大会当日の朝、千葉在住の室生さんは車で多井さんや阿部さんを迎えに行っている)、
「ま、お前らの運転手だわな」
と、満面の笑みで返せる、まさに仏の心を持つ男なのです。

そんな室生さんですが、昨年なんと胃潰瘍で入院してしまったのです。
やはり色々心労があったのしょうか?
意外とデリケートだったんですねw

これからはみなさんもっと室生さんをいたわってあげましょう(特に多井さんw)。


さて、この辺りで室生さんの経歴についても簡単に紹介させていただきます。
続きを読む >>

RMU入会審査のお知らせ

皆さんこんばんは。RMU事務局です。

RMUでは2ヶ月に一度会員を募集しており、2月23日(土)に第5回入会審査を行います。
入会希望者は面接と簡単な審査を経て、会員となることができます。

今回の入会審査で会員になりますと、間もなく始まる第2期オープンリーグに出場でき、4月から始まるリーグ戦にも出場可能となります。

これを期に会員になられてみてはいかがでしょうか?


実施:2月23日(土)

時間:13時開始で4時間程度

会場:柳新橋店(TEL:03-3591-5180)

申込資格 下記のいずれかに当てはまる18歳以上の方
・もっと強くなりたい、強い人と打ちたい
・生計を立てられるプロを創りたい、目指したい
・積極的に麻雀の社会的地位を向上させる活動をしたい
・麻雀タレントを創りたい、目指したい

申込方法:郵便番号・住所・氏名・ふりがな・性別・年齢・電話番号・連絡の取れるメールアドレス・志望コース(アスリート、ライト、タレント)を記載したメールを送信(info@rmu.jp携帯可)
メール環境の無い方は、上記のメールアドレス以外をハガキに記載して投函

内容:点数計算と打牌選択の筆記、実技2半荘(RMU公式Aルール)、面接

審査料:5,000円

問い合わせ先:〒100-0014 東京都千代田区永田町2-9-6 RMU事務局

TEL:03(3500)1331

E-MAIL:info@rmu.jp


 


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リアル・マージャン・ユニット。 多井隆晴、阿部孝則、河野高志、藤中慎一郎ら最強プロ達が結成した麻雀競技の新組織。麻雀競技の質的向上と競技者の育成を図り、同時に健全な麻雀遊戯の普及浸透に尽力し、もって競技者の社会的・経済的地位を確立することを目的とする。
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組織名 RMU(アールエムユー) 設立日 2007年7月1日 所在地 〒272-0134 千葉県市川市入船3-15 RMU事務局 TEL 047(399)9150 E-MAIL info@rmu.jp
                
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